群馬県といえば、全国でも圧倒的なシェアを誇る「こんにゃく芋」の一大産地。実に全国生産量の約9割以上を占めており、“こんにゃく王国”とも呼ばれるほど、その名は広く知られています。
この地域でこんにゃくが栽培されるようになった背景には、火山性の肥沃な土壌と、昼夜の寒暖差が大きい気候というこんにゃく芋に最適な自然条件があります。特に下仁田町や甘楽町などでは、江戸時代から栽培が行われており、長い歴史の中で培われた栽培技術が、今も継承されています。
こんにゃく芋の栽培は非常に手間がかかることで知られ、収穫までに約3年の年月が必要です。その間、1年目に小さな「種芋」を植え、2〜3年目にかけて育てることで、ようやく加工に適した大きさの芋になります。この手間ひまが、「群馬のこんにゃく」の価値を高めているのです。
加工されたこんにゃく製品(板こんにゃく、糸こんにゃく、刺身こんにゃくなど)は、群馬県内はもちろん全国に出荷され、健康食品としても人気です。低カロリーで食物繊維が豊富なことから、ダイエットや生活習慣病の予防にも効果が期待されており、現代の食生活にもぴったりの伝統食品です。



